病気と闘う子どもたちとその家族のみなさんは、普段の通院している方以外に、夏休みに検査やらをまとめて行う為に病院に定期的に通っている、という方も多いかと思います。
そんな皆さんにとって検査等も大変ですが、意外と大変なのが待ち時間。
病院によってそれぞれだとは思いますが、omusubiスタッフも、先日病院で最初の採血受付に20分待ち、受付から採血してもらうまでに20分、そして採血結果待ち1時間を経てようやく診察。
そして極め付けが最後の会計待ちで90分越え…という話がありました。
ドクターや病院のスタッフさんが一生懸命、必死でまわしてくださっていることは十分わかっていますが、それでもやはり待ち時間は辛いですね…。
そんななか、病院での会計待ち時間をなくすエキスプレス会計が京大病院で導入されることになりました!!
エキスプレス会計って何?
現在病院さんによって様々な方法で待ち時間の解消に取り組んでいらっしゃるところが増えてきています。
今回ご紹介するエキスプレス会計は専用のクレジットカードを作ることで、会計時間を短縮するものです。
そのクレジットカードを発行しているライフカード株式会社ではエキスプレス会計を以下のように説明されています。
『エクスプレス会計は、医療機関会計が現⾦精算より短縮されるのはもちろんのこと、従来のクレジットカード決済よりスピーディ な会計が⾏えることも特⻑です。また医療機関側にとっても会計の収納事務が軽減され業務の効率化に繋がります。』(ライフカード株式会社プレスリリースより)
先ほど例にあげたomusubiスタッフの例だと、最後の会計待ち時間90分が不要になる、ということですね。
京都大学医学部附属病院では以下のようなカードを発行することになるようです。
京都の風景がデザインされています!
たまにしか病院に行かない、という人にはわざわざクレジットカードを作ってまで、というのは面倒と感じるかもしれませんが、定期検診などで京大病院に定期的に通う方には1枚持っていると便利ですね。
なお、上記のカードは、妊婦健診などの補助券を利用して医療費を補填する場合や国の法律に基づく公費負担制度(自立支援医療・難病医療費助成)など医療券に医療費の記載が必要な場合などは対象外になるといった注意事項もありますので、申し込み前に一度きちんと確認してください。
またこのKyoto University Hospital Express Cardでのエキスプレス会計は京大病院でのみしか使えません。
クレジットカードとしては普通にマスターカードが使える場所であれば他の場所でも使えますが(Kyoto University Hospital Express CardのブランドがMastercardのため)他のエキスプレス会計対応病院ではエキスプレス会計はできませんのでご注意ください。(クレジットカード自体に京大病院の診察券を紐づける形になるようです)
なお、初年度無料、次年度以降 1,250 円(税抜)だそうですが、年⼀度のショッピング(エクスプレス会計含む)利⽤で次年度の年会費無料とのことなので、お財布にも優しいですね。
京大病院だけしかないの?
実は西日本では京大病院が初めて導入されますが、東日本ではすでに東京大学医学部附属病院、慶応大学病院、などで続々と導入されています。
例えば慶応だと「KEIO MED EXPRESS CARD」という名前で病院内でカード申し込みを受け付けています。
京大病院と同じライフカード株式会社が発行されているので、基本システムは同じようです。
以下の病院を利用されている方は検討してみてはいかがでしょうか。
子ども連れの皆さんに限らず、大人が使うことで全体的に会計待ちをする人が減り、結果的に待ち時間短縮になれば良いですね。
そして全国の病院で待ち時間が減っていくことを願っています。
【2019年8月現在導入されている病院】
◆京都大学医学部附属病院の「Kyoto University Hospital Express Card」
詳細はこちらから
◆東京大学医学部附属病院の「ゆーとむカード」
詳細はこちらから
◆慶応義塾大学病院の「KEIO MED EXPRESS CARD」
詳細はこちらから
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