がんだと宣告されたとき。
頭が真っ白になって、お医者さんのお話もあんまり頭に入ってこなくて…ネットで検索したら色々な情報が錯綜していて何が正しいのかもわからない…、そういったことは多くの人ががんにかかる時代、自分ががんにならずとも、家族が、友人ががんになって、といったことも考えると、ほとんどの人が体験するかもしれません。
そんなときに、正しい知識を、わかりやすく説明してくれる最初の手引き書、としてお勧めなのが、認定NPO法人キャンサーネットジャパンさんが発行されている冊子(ネット上で読むこともできますし、ダウンロードも可能)「もっと知ってほしい○○のこと」のシリーズ。
肺がんや大腸がん、すい臓がんなど、それぞれのがんについて、まずは知っておきたい基本的な事などを優しい言葉で専門の先生が語ってくれています。疾患別だけなく、治療法など、様々な視点から書かれた冊子もあり、まず最初に知りたい!ということの大半はここで網羅できるのでは??と思います。
主治医の先生に質問しようにも、最初はそもそも何を質問したら良いのかもわからない人が大半です。そんな時に何を質問したらいいのか、に始まり、治療中のことや治療後のことなどを広くカバーしてくれています。
そして2022年には「もっと知ってほしい小児がんのこと」も発刊されました!
更に個人的にお勧めなのは、OMUSUBIでもサポートしたいと思っている、併走する家族への冊子もある!というところです。「もっと知ってほしい大切なひとががんになったとき」は是非ご家族などはセットで読まれたら良いと思います。
闘病する本人はもちろん大変ですが、併走する家族は、時に第二の患者、とも呼ばれます。周りの人達がどう接するべきか、といったことも知っておくことで、結果的に患者さん本人への助けにもつながります。
子ども達はもちろんのこと、両親、きょうだい、友人などががんと宣告された時にも役立つ情報が沢山あります。是非こんな冊子があるんだな、と知っておいてもらえたら嬉しいです。
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