不登校に陥りがちな起立性調節障害(OD)っ子
起立性調節障害(OD=Orthostatic Dysregulation)と診断された子どもの多くが、朝起きられないことから登校できなくなったりします。
起きられたからといっても身体はしんどく頭痛がしたりする場合も多いですし、午後からなら登校できる子でも周りから「サボり」「ズルい」などと言われたりして、居心地が悪くなることも少なくありません。
こういった子ども達は、学校へ行けないことを「サボれてうれしい」などとは思っていません。
友達がいない、自分の将来はどうなるのかなど不安だらけです。
「だいじょうぶ感」=「なんだか私ってOKな感じ」
岐阜大学大学院教授・加藤善一郎医師は、ODっ子の心身改善に必要なのものの一つは「だいじょうぶ感」というような感情だとしています。
自己肯定感というよりは、家族や学校、日常生活での安定があると増える「理由はともかく、なんだか自分はOKだと感じる」というものだそうです。
その「だいじょうぶ感」について、加藤善一郎教授の講演会が大阪で開かれます。
■特別講演『Let’s kick out the 「不登校」!』
日時:2019.3.10(日)
会場:大阪・梅田 阪急グランドビル26F
「通信制高校サポート校 合同相談会」
参加費&入場料:無料
イベント詳細はこちらから。
今回講演される加藤教授は、昨秋、起立性調節障害(OD)の子どもとその家族の苦悩をわかりやすく伝えるマンガも出版しています。
こちらのマンガについての記事はこちらから。
起立性調節障害(OD)家族の会による相談コーナーも設置
会場では、起立性調節障害に関する相談コーナー(11:00~15:00)も設けられます。
子どもが患者だった経験を持つ、起立性調節障害(OD)家族の会~Snow~の運営スタッフが、起立性調節障害への理解や対応についての相談に応じたり、保護者の不安な気持ちや悩みの聞き役をしてくれます。
毎回、多くの方々が訪れています。
相談コーナーは、兵庫会場にも設けられます。
2019.3.2(土)兵庫・神戸三宮 三宮研修センター5F・7F
神戸でのイベント詳細はこちらから。
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