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海外旅行や一人暮らし、芸能活動も! 障がい者向け情報誌

2020/02/10

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身近な話題や新しいお店、便利グッズを紹介してくれるフリーペーパー。
街中で見かけると、つい手に取り、すきま時間に読んでいる方も多いのではないでしょうか。

実はそんなフリーペーパーに、ハンディキャップをもつ方々が生活のさまざまな状況で知りたいこと、必要なこと、そして当事者としての気持ちなどを、紹介しているものがあることを知っていますか。

こころのバリアフリー&ビューティマガジンCo-Co Life(ココライフ)☆女子部

当事者の気持ちに寄り添い、テーマも幅広く、そして経験に基づいた役立つ情報が満載で、内容もとても濃いステキなフリーペーパーが「ココライフ☆女子部」。

ファッション・グルメ情報だけでなく、恋愛、海外旅行、就職、1人暮らし、福祉従事者とのお付き合い、障がいのあるお母さんの子育てなどなど、テーマは多岐にわたります。

 

海外旅行や海外協力ボランティアにも行ける! 

私が驚いたのは、「障がいや治療の難しい病気があっても、何でもできるんだな!」と感じるほどに、あらゆることに挑戦している読者やスタッフの行動力です。

例えば2019年春のVol.27 「海外へ行ってみよう」という特集。

四肢体感機能障がいの笠羽美穂(かさばみほ)さんは、医療・福祉・教育分野で講演を行っていて、車いすで福祉大国・デンマークに留学した時の印象を語っています。

第一印象は「道はガタガタ、バスの乗り口は狭くてステップ。これのどこがバリアフリー?」でしたが、設備より心がバリアフリーであることを実感したとか。

困っている人を見かけたら周りの人で助け合う、それが幼いときから教育されているんだそうです。

また、左のページで紹介されている視覚障がいの畝本彩美(あぜもとあやみ)さんも、JICA(独立行政法人国際協力機構)や青年海外協力隊の「当事者ボランティア」で多くの国々を訪れ、貧困や障がいを抱える人たちへの支援を行っています。

2019 Spring Vol.27 「海外に行ってみよう!」

次のページでは、観光旅行の経験などを中心に「障がいがネックになってできないことがあったか」というアンケート調査の結果や、どういうことに注意して準備や旅行をしたらいいかというプロのアドバイスも書かれています。

アンケート調査やアドバイスなどを掲載

誌面では、登場する人の年齢と障がいが併記されているので、状況を想像しながら自分に当てはめて考えたりすることができます。

コンセプトは、”普通の”女性が好むカテゴリーに、障がい当事者ならではの必要情報をプラスして、一歩踏み出すための「きっかけ」や一緒にやりたいという「共感」を提供しようというものだそうです。

 

近年インターネットの普及で情報収集はとても簡単になりましたが、ハンディキャップを持つ人達のための情報は一般のメディアには決して多くありません。

それでもこのフリーペーパーを読むと、海外旅行も一人暮らしも情報があれば誰にでも可能なんだな、実際に経験した人の声やアドバイスは貴重な支えになるよな、と感じさせてくれます。

HPからバックナンバーも閲覧できるのでぜひ見て欲しいのですが、過去には流行の「グランピング体験」を取り上げたり、「女子座談会 ヘルパーに恋をしたら?」という女性ならタイトルだけで気になる記事が盛りだくさんです。

 

 障がい・難病のタレント専門芸能プロダクションもある!

先日、職場でよくボランティアに来てくれる車いすの女性に会った際に、ココライフ☆女子部を知っているか聞いたところ、びっくりな返事が返ってきました。

「私、京都版で読者モデルやったことあるんです」

京都版の編集長さんと、SNSや患者会などとつながったのをきっかけに、表紙モデルをすることになったそうです。

※京都版は冊子のみ発行

このような読者モデルの他、ココライフでは「こころのバリアフリーを日本のエンタメ界に広げたい」と障がい・難病のタレント専門のプロダクションを2018年に設立しています。

さまざまな特徴を持つ多くのタレントやモデル、ダンサー、ミュージシャンが所属していて、メディアやステージなどで活躍しています。

オーディションもたびたび行われていて、メンバーはどんどん増えているようです。もちろん、その様子も誌面で紹介されています。

 

いつ、どこで手に入るの?

こころのバリアフリーをめざすコミュニティサイトCo-Co Life☆女子部は年4回発行の季刊です。(表紙は2019年冬Vol. 30)

冊子は各地の福祉施設などを中心に配本場所で入手でき、電子ブックは全国版と大阪版をインターネットで読むことができます

(※2020年1月末時点:「配布場所」の都道府県名をクリックするとエラー画面になるので、その場合はURLのco-coの前に、消えているwww.を打ち込んであらためてEnterボタンを押すと表示されます。)

 

どんな人が発行しているの?

OMUSUBIスタッフの私がこのフリーペーパーのことを知ったのは、新聞のコラム記事がきっかけでした。

2代目編集長元山文菜さんは、自身も股関節が変形する難病の臼蓋形成不全症で人口関節を入れています。

元山文菜2代目編集長

専門学校卒業後、美容師になりながら22歳で発病。

立ち仕事の多い美容師は辞め、当事者目線で障がいのある女性の力になりたいと模索していた時にココライフ☆女子部を知り、想いと手腕を買われ、やがて2代目編集長になったということです。(現在は3代目・土井唯菜編集長:冒頭の30号表紙画像 右下ピンク色シャツ着用)

年4回発行の誌面は、当事者と編集のプロ、そして読者が一緒になって、生活のあらゆる状況で知りたいこと、必要なこと、知りたいこと、そして当事者の気持ちなどを、徹底して集めて作っている印象です。

 

障がい者の方以外にも読んで欲しいワケ

実はこの記事を書いている私も、数カ月前に突然右膝が痛くて曲がらなくなり、平地の歩行はできるものの立ったり座ったりが難しく、階段の下りは一段ずつなどという困った事態に陥りました。

駅などでは常にスロープやエレベーターを探したり、信号が赤に変わりそうな時に走ることもできなくなるなど、これまでできていた行動が急に難しくなってしまいました。結局、半月板損傷で、支える周りの筋力を鍛えるほかに根本的な治療法はなく、100%元通りにはならないと言われました。

ただ、見た目には元気そうな”アラフィフ”である私がエレベーターに乗っていると、居心地はよくありません。

2019年秋のVol.29では、「見えない障がいと向きあう」という特集が組まれていて、いろいろな意味で気づくこと、これから障がいのある方に私達が配慮できるかもしれないこと、そして自分にも役立ちそうなことなどが掲載されていました。

最近では夫や家族、友人、一緒に働く仲間たちも、私に配慮した歩行や順路を取ってくれます。

また高校生の娘の大の仲良しの1人は、片方の手首から先が義手だそうで、娘は彼女と一緒にいることで学んでいることも少なくないようです。

そしてその娘自身も先日、足首のじん帯を損傷して硬いコルセットを装着し2カ月間、私と似たような生活をしています。

人は誰でもいつでも当事者や、一緒に行動する伴走者になる可能性があるんですよね。

 

障がい者や高齢者に配慮した「バリアフリー」より、すべての人を考慮した「ユニバーサルデザイン」が注目されている時代。

障がいの有無も、性的志向も人種も肌の色もはっきりとした境目やボーダーラインなどはなく、どれも緩やかにみんなが多かれ少なかれ、大なり小なり共有しているものです。

コミュニティサイトCo-Co Life☆女子部では、「バリアフリーという言葉すら要らない社会」に一歩でも近づくことを目指しているということです。

私も、そのためにもこの情報誌をみんなに読んでもらいたいと思っています。

こころのバリアフリーをめざすコミュニティサイトCo-Co Life☆女子部はこちらから

 

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