OTON GLASS(オトン グラス)って知ってますか?
OTON GLASSとはその名の通り
「脳梗塞の後遺症で言語野に障害が残り、読む能力が低下した父の力になりたい。」
と、失読症を患ったお父さんのために開発が始まった眼鏡です。
その機能は、簡単に説明すると、眼鏡に取り付けられたカメラで本などの画像を読み取り、音声に変換してくれます。
今はまだ子ども用サイズがあるわけではないのですが、失語症に限らず、全盲の方や文字を読むことが困難な全ての人の力になってくれるのではないか、と期待できますね!
兵庫県豊岡市の図書館で試せるように!
このOTON GLASSはこれまで、以下の場所で体験できるのみでした。
東京都高田馬場:日本点字図書館内「わくわく用具ショップ」
東京都西早稲田:日本盲人会連合内「用具購買所」
兵庫県神戸市: 神戸アイセンター内「ビジョンパーク」
しかし2018年6月、兵庫県豊岡市の市議会で、全国の自治体で初めて日常生活用具給付事業の対象品目に追加するとともに、図書館に設置することになり、必要な予算が提出されました。
それを受けて2018年7月14日、早速豊岡市立図書館に設置され、HPでも紹介されています。
購入の補助が出るのは勿論のこと、個人的には、図書館という身近な場所で試せるようになるのは凄く素敵です。
借りたい本を探すのと同じように、カウンターに申し出たら気軽に試せる。
豊岡市の導入のきっかけは市の担当者がOTON GLASSの存在を知ったこと。
きっかけはちょっとしたことなんですね。
是非豊岡市に続いて全国に広がることを期待したいです。
参照サイト
OTON GLASS
https://otonglass.jp/
豊岡市HP(安全に安心して暮らせるまち の項目)
http://www.city.toyooka.lg.jp/mayor/gikaisetsumei/1004588/1005108.html
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https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201805/0011302379.shtml
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